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10分でわかる低価格3Dスキャナーの世界 ~基礎知識から後悔しない購入術まで~

更新日:5月27日

0. このガイドの使い方(所要10分)

セクション

目安時間

内容

1. 3Dスキャン超速基礎

2分

“そもそも何ができるのか” を俯瞰

2. 低価格帯の定義と市場動向

1分

価格帯・トレンドをざっくり把握

3. 失敗しない選定ポイント

3分

購入前に押さえるべき5軸

4. 主要モデル早見表

1分

代表的スキャナーをサクッと比較

5. 購入前チェックリスト

2分

後悔回避用の最終確認

6. まとめ & 次のアクション

1分

情報整理とステップ提案

合計 10分 で読み切り、今すぐ行動できます。


1. 低価格3Dスキャナーの超速基礎(2分)


  • 3Dスキャナーとは?物体に向けてセンサを動かし “点群” や メッシュデータ を取得する装置。CADやAR/VR、3Dプリンター、CAD化など多用途で活躍。


  • 低価格帯のメリット

    • 導入障壁が低い:10万円前後のモデルも増え、個人や小規模事業者でも手が届く。

    • 機動力:小型・軽量モデルは現場持ち込みが容易。

    • 学習コスト:付属ソフトが簡易化され、短時間で操作習得。


  • 注意すべき限界

    • 解像度・精度はミッド~ハイエンド機に劣る。測定での使用は特に要注意

    • 金属光沢・透明体など“苦手材質”が残る。

    • 周辺環境(ターンテーブル、マーカーの貼る間隔)や後処理ソフトが別途必要なケース多し。


2. 低価格帯の定義と市場動向(1分)

価格帯

典型的ユーザー

主流例

~¥100,000

ホビー/学校

Creality CR-Scan Ferret、Revopoint POP3 Plus、

¥100,000~¥300,000

クリエイター/工房/初めて3Dスキャナーを導入する法人/大学

Matter and Form THREE、Revopoint Miraco Plus、EinStar

¥300,000~¥500,000

製造業

Einstar Vega、3DMakerPro Whale

トレンド

  • クラウド対応でスマホ完結を謳うモデルが急増。

  • 自動アライメントや色付きメッシュ生成が標準化。

  • 10万~30万レンジが性能とパフォーマンスが良い。このレンジ以上は価格が高いから性能が良いとも限らない。


3. 失敗しない選定ポイント(3分)

チェック項目

具体的な見極め方

用途

サイズ・材質・精度ニーズ

– “なんでこれこんな安いのにスペック精度いいの?”はやめておくべし。


– 人体:0.2 mm程度でもOK

ワークフロー

後処理ソフト/データ形式


– OBJ/PLY/GLB の出力可否


– サードパーティ連携(Blender, Fusion 360 等)

環境

スペース/照明条件/PC性能

– 据置式は作業机+ターンテーブルに余裕必要


– GPU必須モデルに注意※別途高額PCが必要です

ランニングコスト

消耗品・アップグレード・どこまで付属品が含まれているか。

– マーカーやターンテーブル、三脚などの有無。


– 有料ソフトサブスク有無

サポート体制

代理店の有無

– 国内サポート窓口の実績


ワンポイント:価格だけで飛びつくと、後処理ソフトが有料だったり、修理で海外発送が必要だったりと“隠れコスト”が膨らみやすい。特に法人利用なら 国内代理店の有無と保守 を必ず確認しましょう。

4. 主要モデル早見表(1分)

モデル

実売価格帯

解像度 (mm)

特色

ベストシーン

Matter and Form THREE

約290,000円

0.033mm~

回転式+フルカラー

小物・ジュエリー、機械パーツ

Revopoint POP 3 Plus

約¥100,000

0.05~

低価格ハンディ

フィギュア

Creality CR-Scan Ferret Pro

約¥60,000

0.16

超軽量スマホ直結

教育・DIY

Einstar Vega

約¥330,000

0.05~

ワイヤレス・光源二つで小型と大型

小型パーツor 野外大型スキャン (車ボディなど)

3DMakerPro Whale

約¥550,000

0.1

小型~中型

機械パーツ

※ 価格は執筆時点の国内流通相場。キャンペーンや為替で変動します。

5. 購入前チェックリスト(2分)

  1. 自分の主な目的を書く例:「卓上フィギュアをスキャンし3Dプリント」

  2. “最大スキャンサイズ” と “希望解像度” を数値で機種を算定(スペック精度は無視でいい)

  3. 使うソフトウェアの最終出力形式を確認(例:STL / OBJ)

  4. PCスペック or スマホ要件を満たしているか

  5. 保証期間と費用を把握

  6. 公式コミュニティや日本語マニュアル、国内サポートの有無

  7. 付属品の不足分(ターンテーブル・ライト・スプレーなど)を見積もり

  8. 実機デモまたはオンラインデモを行う。Youtubeは半信半疑でみるべし。

  9. 悩んだら高価格機種も扱っている販売店を優先すべし。

  10. “撮りたいもののスキャンデータ”をみて判断。


6. まとめ & 次のアクション(1分)

  • 低価格帯でも選択肢は豊富。しかし “何をどこまでしたいか” を具体化しないとミスマッチが起きやすい。

  • 選定の5軸(用途・ワークフロー・環境・ランニングコスト・サポート)をペアで比較すると失敗を大幅に減らせる。

  • 最終ステップ は 実機デモ or ショールーム訪問。オンライン動画だけで決めず、可能ならイベントやショールームを活用しましょう。デモではトラッキング(スキャンのスムーズさ)データ処理にかかる時間スキャン結果の解像度を注意して見るとよいでしょう。

次の一手 このページをブックマークし、チェックリストをコピー。 候補モデル3機種を挙げ、スペックを表にして比較。 代理店やイベントで“触って”から購入を最終決定。


3Dスキャナーのプロが教えるポイント

“悩んだら精度ではなくデモで選ぶ”低価格モデルの差は年々縮小していますが未だに機種ごとに撮れる撮れないの違いは大きく、購入前のデモは必須といっても過言ではないでしょう。

これで 10分。読了した今こそ、あなたの用途にフィットする低価格3Dスキャナーをリストアップしてみてください。


Seed3Dのショールームで見れるデモ機3選


Matter and Form THREE


Matter and Form THREE製品写真
  • 価格:290,400円(税込)

  • 最大解像度:0.037mm

  • 最大スキャンサイズ(推奨):300mm×300mm×300mm





EinStarVega


Einstarvega製品写真
  • 価格:330,000円(税込)

  • 最大解像度:0.05mm

  • 最大スキャンサイズ(推奨):150mm×150mm×150mm(HDモード)2000mm×2000mm×2000mm(Rapidモード)




EinStar


EinStar3Dスキャナー製品写真
  • 価格:148,500円(税込)

  • 最大解像度:0.1mm

  • 最大スキャンサイズ(推奨):3000mm×3000mm×3000mm




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