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MAF THREE徹底調査!Matter and Form THREEはどこまで撮れるのか

更新日:4月9日



Matter and Form THREEサムネイル

されています。中でも【Matter and Form THREE(MAF THREE)】は、その操作の簡単さと高精度なスキャン性能で注目を集めています。本記事では、初級・中級・上級と3段階に分けた実際のスキャン事例をもとに、MAF THREEの実力を徹底調査。Meta Quest 3のコントローラーや複雑なリング、そして約2cmの基盤といった多様なオブジェクトに対するスキャン結果をご紹介します。


Matter and Form THREEの基本概要と特長


Matter and Form THREEは、使いやすさと高精度なスキャンを両立した最新モデルです。

  • 高精度スキャン:細部まで再現できる高解像度なデータ取得

  • 操作の簡易性:初心者でも扱いやすいユーザーインターフェース

  • 多様なオブジェクト対応:大きなオブジェクトから微細な部品まで柔軟に対応可能

これらの特長により、クリエイティブなデザイン制作やプロトタイピング、さらには趣味のコレクション管理など、様々な分野で活用が期待されています。



1. 初級編:Meta Quest 3のコントローラーをスキャン


スキャン対象の選定と背景


Meta Quest 3のコントローラーは、サイズ感も適度で、形状も比較的シンプルなため、3Dスキャンの入門として最適なオブジェクトです。初めて3Dスキャンに挑戦するユーザーでも、その操作性と仕上がりのクオリティに驚かされるでしょう。



コントローラーの3Dスキャン
スキャン時の様子

スキャン手順と結果

  1. 準備:対象物の配置。今回はスプレーなしで3Dスキャンしました。

  2. スキャン開始:Matter and Form THREEのソフトウェアに従い、複数角度から6ショット撮影。表裏2回スキャン

  3. データ処理:スキャン後のデータは自動で統合、不要なノイズを除去

結果として、コントローラーの外形はもちろん、溝の凹凸まで忠実に再現され、初級編として十分なクオリティを実現しました。


3Dスキャンしたコントローラー

3Dスキャンしたコントローラーの裏面


2. 中級編:複雑なリングの3Dスキャン


ジュエリーへの挑戦

リングは、曲線や細かなデザインが施されており、サイズも小さく内側のリングは1mm程度しかなく、高価格帯の3Dスキャナーでも表現が難しい部分です。ここでのポイントは、細部の再現性と表面テクスチャの忠実なキャプチャです。



ジュエリーのサイズ比較

スキャン手順と結果

  1. 準備:対象物の配置。今回は透明パーツが多く、撮ることができないのでAESUBスプレーで表面を白くして3Dスキャンしました。

  2. スキャン開始:Matter and Form THREEのソフトウェアに従い、6回撮影を表裏位置合わせ

  3. データ処理:スキャン後のデータはポイントピック位置合わせで統合きれいに位置が合いました。

結果として、リングのディテールをほとんど欠損なくとることができました。特に驚いたのが内側のリングで表面のディテールは撮れたとしても内部の細いような形状は3Dスキャナーだと破損してきれいな円にならないことがほとんどです。今回の3Dスキャンデータではそのような場所もしっかり再現できました。



ジュエリーリングの3Dスキャン結果


ジュエリー3Dスキャンの内側


この事例は、Matter and Form THREEでは細かいディテールもきれいに再現され、中級編として実際にジュエリー用途でも遜色ないスキャンクオリティで出力できました。




3. 上級編:28mmの基盤の高精度スキャン


微細な部品への挑戦


28mmと非常に小さい基盤は、部品同士の距離や微細な電子パーツが密集しており、そのスキャンは高度な技術が求められます。このテストでは、Matter and Form THREEがどれほど精密なデータを取得できるかが重要なポイントとなります。



電子基板の3Dスキャン

スキャン手順と結果

  1. 準備:対象物の配置。今回は艶消しスプレーのみで色はそのまま3Dスキャンしました。(写真はスプレー塗布後)

  2. スキャン開始:8ショットを3回行ってデータを取得。

  3. データ処理:自動で位置合わせをしてメッシュ化しました。


結果として、ピンといった内側に光が入らないような形状はやや形状がつぶれてしまいましたが、コネクタや穴は概ね再現できました。小さいほうの穴径は埋まってしまいましたが、位置はわかるように穴埋めをしてくれているため、簡単に穴の開けなおしもできそうです。


また、薄い形状は表裏の位置合わせがなかなかうまくいかないのですが、MAF THREEではうまく位置合わせができております。

電子基板の3Dスキャン結果

電子基板の3Dスキャン裏面


この上級編の結果は、Matter and Form THREEが工業デザインや電子部品の解析、研究開発においても実用的なツールであることを裏付けています。



まとめ:Matter and Form THREEの多様なスキャン性能


今回の徹底調査では、Matter and Form THREEが初心者向けの大きめのオブジェクトから、複雑なデザイン、さらには非常に小型な基板まで、幅広い対象物に対して高いスキャン性能を発揮することが確認できました。

  • 初級編(Meta Quest 3のコントローラー)操作の簡単さと基本性能の高さを実感できるモデルとして、初心者でも安心して利用可能。

  • 中級編(複雑なリング)微細な装飾や複雑な形状も忠実に再現し、デザインやジュエリーデザイン分野での活用が期待。

  • 上級編(28mmの基盤)小型部品の精密スキャンも実現し、工業用途や電子部品の解析、さらにはプロトタイピングにも応用可能。


Matter and Form THREEは、その柔軟な運用性と高精度なスキャン性能により、あらゆるレベルのユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。3Dスキャンの導入を検討している方は、この実績を参考にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。


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株式会社Seed3DはMAF THREEの日本正規代理店です。日本での国内サポートと日本語マニュアルを完備しておりますので、安心してご使用いただけます。




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